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30代妻子持ち公務員の投資手法

FRBが利上げを止めた事例のまとめ

過去に、フェデラル・リザーブFRB)は利上げを一時停止あるいは縮小したり、逆に利下げを進めたことがあります。理由としては、景気の減速や回復期の不安定性、世界的な金融危機などが挙げられます。以下に主な事例をまとめてみます。

1. 1995年〜1996年の利上げ停止
FRBは1994年から1995年にかけて、短期金利を大幅に引き上げました。しかし、この利上げによって景気が減速したため、1995年に利上げを一時停止し、その後1996年に再び利上げを進めました。

2. 1998年の利下げ
1997年にアジア通貨危機が勃発し、1998年にロシアにおいて金融危機が発生すると、世界的に経済の減速が見られました。FRBはこの状況に対応し、1998年に利下げを進めました。

3. 2001年〜2003年の利下げ
2001年には、ITバブル崩壊による景気の減速が見られました。FRBは、2001年から2003年にかけて10回にわたって利下げを実施し、景気再生を図りました。

4. 2008年〜2009年の利下げ
2008年にサブプライムローン危機が発生し、世界的な経済不況が広がりました。FRBはこの状況に対応するため、2008年9月に連続して利下げを実施しました。

以上のように、FRBは過去においても景気の減速や世界的な金融危機などに対応して、利上げや利下げを停止あるいは縮小することがあります。